概要
- 日本学術振興会 若手研究者海外挑戦プログラムでパリのソルボンヌ大学への渡航をします。
- 申請書は2024年の3月26日に提出、結果は7月2日に届きました。当初は9月から渡航するつもりでしたが、利用する中性子施設の長期シャットダウンがあったため、2025年2月まで延期しました。このプログラムでは採用年度の最終日までに日本を出発すれば大丈夫です。
申請にいたった経緯
受入研究者をお願いしたソルボンヌ大学の Stefan Klotz は私の指導教員と10年以上の共同研究者であり、私自身も2023年に開催された学会でお会いしていたので知り合いでした。学会でも「もし興味があったらテーマとお金は準備するからいつでも来ていいよ」と言ってくださっており、その折に学振のプログラムを見つけたので、ちょうど良いと思って応募することにしました。
テーマはフランス・グルノーブルにある中性子施設(研究用原子炉)ILLにおける氷高圧相の結晶構造解析実験です。 測定を行うためにはまずそれに適した高圧装置の開発 (実際にはmodificationくらい)が必要であり、そのために装置開発の専門家であるStefanのところに滞在する、というロジックにしました。ILLではいずれにしても実験をする計画で、その旅費が賄えればよいかなくらいに考えていました。
申請書
私自身はDCに落ちまくっている学振落ちこぼれ学生なので、どんな申請書が良いのかは私が教えてもらいたいくらいですが、 海外挑戦プログラムの申請書は2ページと短く、また DC/PD の申請書であまり意味がない(と私が感じる)「目指す研究者像」のような作文をさせられることもありませんでした。1ページで研究の位置付けを説明し、もう1ページで具体的な渡航先での実験目的とその計画、海外に行く意義と準備状況を説明するというシンプルな申請書です。特に、短い海外渡航の間で研究を遂行することができる実現可能性があるか?計画はきちんと練られているか?というあたりが重視されているように思いましたので、Stefanとも、またILLの現地担当者ともすでに打ち合わせ済みで、フランスに行けさえすれば研究はしっかり進められる、ということを書きました。
倍率は3倍くらいだったみたいです。通過してよかったですが、これも学振ですので、申請書が良かったのか運が良かったのかは、最後までわからないものです。