🇫🇷フランス渡航記録 2025

  • 2025年2月〜 日本学術振興会「若手研究者海外挑戦プログラム」でのフランス渡航記録です(博士1年〜2年)。今後、似たような境遇の方の参考・モチベーションになればと思って記録しています。
  • 現在進行形で日記的に書いています。メモ書きのようなところもあるので、不確定な情報があるかもしれません。
  • ご自身の渡航の参考にされる際は、最新の情報をよく調べて準備を進められてください。
  • Contact: hiroki@eqchem.s.u-tokyo.ac.jp

3月の11日〜15日にかけて、英国・オックスフォード郊外の中性子実験施設 ISIS に出かけました。渡航後2週間しか経っていない段階で外国に出国することになります(しかも、EU/シェンゲン圏外!)。ただ、Visa の validation はオンラインですぐ終わらせることができました。 もしビザが有効化されていない段階で外国に出国すると、フランスに帰国した際に入国ができない可能性があります。そこでこの有効化をすることが大切です。これについても、Visa の validation のページに少し書いておきました。

Safety Test

日本の放射光や中性子施設と同様、事前に安全教育を受けます。リンクはメールで送られてきます。日本の施設の場合はビデオを見てテストに答える形式ですが、ISIS の場合はビデオではなくWebページを順番に見ていって自分で読む形式です。そのため、原理的には教育をスキップしてテストだけ受けることもできなくはありません(日本ではそういうシステムは許されなそうです)。

そのせいか、テストは日本のものよりは少し難しめです(常識的に考えればわかる、みたいなものは若干少ない)。ただそれは日本のが簡単すぎるだけで、こちらも簡単といっていい難易度だとは思います。

食堂

日本でもSPring-8やNanoterasuなどはそうだと思いますが、大型施設というのは少し街から離れたところにあり、食堂でご飯を食べるのが基本というスタイルが多いと思います。ただ、日本の施設ではあまりこういったところに力を入れていないのでそんなに美味しくない場合がほとんどです(KEKのSuzu Cafeは美味しい)。

Rutherford Lab (ISIS + Diamond light source)の食堂は非常に充実していて、ランチですと4,5種類のカウンターがあり、それぞれのカウンターが3,4種類のメニューを用意しています。例えばパスタメインのカウンターでメインディッシュを肉・魚・ベジタリアンから選ぶ、みたいなスタイルです。だいたい10ポンドくらいで食べられまして、イギリスでは非常に良心的な価格だと思います。またとても美味しいです(他の皆さんも総じて美味しいと言っていたので美味しいのだと思います)。

鶏肉のグリルとペンネ。
サラダメインのプレート + 温かいケーキとベリーのソース
牛肉のスパイシーな煮込みとお米。この日ヨーロッパではじめてお米を食べた。
サラダ + チキンのプレート、ブロッコリーのスープ
同じくサラダ + チキンのプレート。ランチつい食べすぎるので夜はサラダにすることが多かったです。
山羊の乳のチーズ + パスタ。この日はfish and chipsのカウンターが大行列をなしていた。さすがブリテン。

宿舎

Ridgeway houseという宿舎がキャンパスに隣接しており歩いて実験施設まで行くことができます。一泊 77ポンドなので、日本の公費で出張する場合には若干問題になる可能性があります(英国内の研究者に対しては、施設からreimbursementがあるのだと聞きました。食事代と宿泊代は基本的に施設が負担するのだと思います)。バイキングの朝食付きで、典型的なイングリッシュブレックファスト(ただし、パンはクロワッサン)です。

朝食。7時から食べられます。
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